03/28/2022

 

円安が止まりません。

本日、対ドルで一時１ドル=125円10銭近くまで下落しました。

 

これは2015年以来の安さです。

 

海外株を運用している人にとってこのニュースはどの様な意味があるのでしょうか？

もしわからない方は、ぜひこの機会に覚えておいてください。きっと役に立ちますよ。

 

 

海外株と為替の影響

 

海外の株を運用していると、為替のニュースに敏感になります。

なぜなら、海外株を購入するときに円をその国の通貨に変えてから購入するからです。

 

例えば米株を円で購入する場合。

一株10ドルの株を注文します、するとその時の為替の値段によって同じ10ドルでも円の値段が変わります。つまり支払う額が変わるという事です。

 

為替を利用して利益を伸ばす

 

為替は生物のように常に動いています。

 

この変動率を利用することで、より多くの利益をあげる事ができます。

 

とっても簡単な方法です。

それは、ドルと円の預金を常に持っておく事です（米株の場合）。

 

ドルと円、どちらでも支払いができる状態にしておく事で円安の時はドルで、逆に円高の時は円で購入すると為替差分をお得に購入することができます。

 

具体的にどういう事か。

1ドル100円の時と、1ドル125円の時で比べてみましょう。

 

1ドル100円の時は125円の時に比べて円高（円の価値が高い）です。

この時に一株10ドルの株を円で買うと、1000円支払う事になります。

 

一方、1ドル125円（円安）の時に同じ株を同じだけ購入すると、1250円になります。

 

もし1ドル100円の時にドルを買って保有していたら、円安の時にそのドルで株を購入すると為替の影響を受けません。

 

ドル預金をいつ、どの様にして保有するのか？

 

円の預金に関しては心配ないと思いますが、ドルをいつ、どの様にして購入するのか？

 

ドルの預金を持つ方法はいくつかあります。

 

一番簡単な方法は、ドルを購入する。

これは簡単ですが、例えば現在のような円安の時にドルを買うのはあまり賢い手ではありません。

 

もしドルを購入するなら、円高の時に買いましょう。

 

他の方法は、配当金です。

配当金は基本的にドルで入ってくるので、配当金が出る株を保有している方の証券口座には自動的にドルが貯まります。

 

保有している株を売った場合も、ドルが入ってきます。

この方法が一番ドルが貯まりやすいかもしれません。

 

以上のように様々な方法でドルを得ることが出来ますので、ドルと円の両方を手元に置き為替の影響を利用して利益を拡大させましょう。